上場投資信託(ETF)にできて、ふつうの投資信託にできないこと
2015年9月は、中国株に対する不安から相場が乱高下しました。
日経平均株価は始値と終値の差が1000円ほどある日もあったほどです。
こんな日に投資信託を買い付けると、高い値段で買わなければいけなかったのですが、
じつは上場投資信託(ETF)だと、安い値段で買うことができたのです。
ETFのメリットとは何なのでしょうか。
投資信託の価格の決まり方
ふつうの投資信託の場合、基準価額は1日に1回、終値できまります。
ですので、買い注文を出した時点では、いくらで買えるのかがわからないのです。
一日に価格が何度も変わるような日経平均に連動するインデックス型投信でも同じです。
上場投資信託は、指値注文ができるので、買いたい金額で買える!
投資信託はいくらで買えるのかがわからない一方、
上場投資信託は売買したい価格を指定することができます。
相場が乱高下しているときにも、
値段を指定しておけば、買いたい金額で買うことができるのです。
上場投資信託はコストが低い
投資信託には信託報酬がかかります。上場投資信託も同じく信託報酬がかかりますが、
年率で0.3%を下回るものが多く、アクティブ型投信だけでなく、
インデックス型投信と比べてもコストは低くなっています。
上場投資信託は積み立て不可 インデックス型投信でリレー投資を
上場投資信託には長所が多いのですが、
原則として積み立てができません。
ですので、毎月インデックス型投信で積み立てをして、ある程度まとまった金額になれば
上場投資信託に乗り換えるリレー投資をするのも一つの手です。